2019.09.20
旅情報・モデルコース
【ブログ】フィールドアクティビティNo.1‼「ディスカバリーツアー宮古島」
宮古には何度か行ったことがあって、レンタカーで観光地はもう回ったし他にできることって何だろう?
そんなお声もちらほら…。
そんな方におすすめしたいアクティビティをご紹介します。
シギラセブンマイルズリゾート フィールドアクティビティの中でも人気No.1の
「ディスカバリーツアー宮古島」
宮古島在住の地元人だからこそ知っている、レンタカーで通り過ぎちゃう、ガイドブックにも載っていない
【コア】なスポットへ連れて行ってくれます。
先日そんなツアーへ参加してきました。
まずフィールドハウスへ集合し、島に住むガイドさんと一緒に来間大橋を渡って来間島へ!
最初に書いたように【コア】な場所という事で、来間島の観光スポット「竜宮城展望台」などには行きません(笑)
≪来間ガー≫
宮古諸島には川がなく、生活の上で必要な水を得るために地下水が湧き出た井戸水が大変貴重でした。
この湧き水のことを「ガー」と呼んでいたことから島のあちらこちらに「●●ガー」という名の場所が点在し
海岸近くには今でも「ガー」が残されています。
- 貴重な淡水をくまなく利用したことがわかる図
- 右が1番ガー(飲料用)左が2番ガー(水浴用)
来間島唯一のガーである、来間ガー。
溢れた地下水や井戸水を無駄なく使うように工夫していた住民の生活が石碑に描かれていました。
1番ガーは飲用水として、2番ガーでは水浴、3番ガーは洗濯と使い分けて使用してきたそうです。
この来間ガーは断崖絶壁の石段の下にあり、来間ガーと集落をつなぐ石段は今も残されていました。
さすがに高さ50mほどある石段は登りませんでしたが、車で断崖絶壁の上まで登り、
集落側から見下ろす事ができました。
- 集落と来間ガーをつなぐ階段
- 集落側階段入り口横からの景色
昭和50年頃までガーは使われていたそうで、当時はこの手すりも無かったとか・・・
炊事洗濯をしていたお母さんや、おばぁはこの石段を1日に何往復していたんだろう。
対岸には、東洋一美しいといわれる前浜ビーチを望む事ができました。
大変な中でもこの景色を見て癒されていたらいいなと思いました。
≪保良泉(ぼらがー)≫
東平安名崎の近くにある保良泉ビーチ。
このぼらがーのガーもそういう意味だったのか!とツアーに参加してはじめて知りました。
現在ここは天然の湧き水を利用した無料の市民プールとして開放されています。
売店、シャワー、トイレなどの設備もありました。
他にも点在するガーへ数カ所案内され、宮古島にあった城といわれる遺跡巡りもありました。
- 宮古島のガー 地下に潜って水を汲む
- 宮古の城跡 どちらかというと館跡かな?
城跡の敷地の中には、こんなかわいい宮古馬がいました。
沖縄県の天然記念物に指定されている宮古馬は約48頭ほどしかいないそうです。
とっても人懐っこくてかわいかったです。
普段は地元住民で溢れているビーチも、この日はツアー参加の私だけの貸切ビーチでした。
サンゴや貝のかけらを見つけたり、海の生き物を観察したり、浜辺に咲く花を愛でたり。
≪止水壁≫
最後は、福里ダムの止水壁へ。
文頭にも書きましたが、川の無い宮古島。一年を通して安定した降水がなく、干ばつに見舞われる恐れがあり、
また、サンゴ礁から成る宮古島の地層は保水に向かないということで、安定した水の供給の手段として
地下に水を貯める地下ダムが大きな存在となっています。
止水壁はその地下ダムに水をためるため地下に埋められた壁です。
福里ダムはその地下ダムの構造がよくわかる場所となっています。
一見、何の遺跡?と思うほどのものでした。
地下ダム開発はいまも続いています。
- 福里ダムにある止水壁の説明図
- 露天掘りした遺跡のような地下ダム
≪最後に≫
参加してみて、知らなかった宮古島の歴史や文化を知ることができました。
案内のガイドさんや天候・季節によってコースは変わる所がありますが、ガイドさんとの会話も
楽しみながら宮古島をさらに知るツアーです。
車の乗り降りが数回ありますが、歩く距離も少なく体力に自信の無い方やご年配の方も気軽に参加いただける
アクティビティです。 所要時間は3時間ですが、途中トイレ休憩もあるので心配なく参加できるコースでした。
皆さんも宮古島に行かれたら是非参加してみてはいかがでしょうか?
知らなかった宮古島に出会えるかも!?
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現在、こちらのアクティビティは2020年より開催中止となりました。